20081217

The Killers - HUMAN



グラマラス・ロックの新星、the killersの新作『Day&Age』からの1sg.『HUMAN』。
その曲のMTV Europe Music Awards '08でのライブは、
2D・3Dともいえないまさに光のスペクタルショー。
 スタジアム・バンドとして御大のU2を超えるほどのスケールで圧倒される。
すごいお金かかってるんだろうな。

20081213

MAFF×GROOVISIONS



YouTubeにチャンネルを作り情報を配信している「農林水産省」が、
京都出身のクリエイター集団GROOVISIONS制作の動画を発信。

“食料の未来を確かなものにするために(第1部)"という題目で、
未来の子供達に安全・安心な食料を国内で安定供給するための理想論を提示。
ようやく日本の官僚も、“デザイン”の力の必要性に気づいたのか。
分かりやすくアピールされているので、
スカスカのメッセージにならないよう
実現に向けてよりよい政策作りも期待したい。




20081212

Kensuke Suzuki × Chiki Ogiue






鈴木謙介氏+荻上チキ氏インタビュー「答えがひとつではない今、どのように悩むか」。

鈴木謙介氏の最新刊『100Q/100A 「悩み方」を考える超・人生相談』のスピンオフ対談。
個人のたこ壷化ゆえの悩みの細分化に対応するための思考術でしょうか。

20081206

Barack Hussein Obama, Jr



「アメリカよ、私たちはこんなにも遠くまで歩んできました。こんなにもたくさんのことを見てきました。しかしまだまだ、やらなくてはならないことはたくさんあります。だから今夜この夜、改めて自分に問いかけましょう。もしも自分の子供たちが次の世紀を目にするまで生きられたとしたら。もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう? 私たちはそれまでにどれだけ進歩できるのでしょうか?」(2008/11/4オバマ次期米大統領の勝利演説)


このオバマの演説を聞いていると、なぜか日本のアンダーグラウンドレジスタンスこと
THA BLUE HARBのBOSSのMCを思い出してしまった。
その理由は、お互い、言葉の1つひとつに情熱と知性があふれているからだ。

で、件のオバマ演説を聞いて、真の意味の「行動」について考えたメモ。

・「私」が暮らす「公(社会)」を変えるには、「公」で「私」を主張する行動が必要。
・アーレント「人間の条件」による人間の行動の分類はaction>work>labor
・action(言論活動) :「公」で言論を発すること
・work(作品作り) :写真、絵画から同人誌、You Tubeまで
・labor(労働) :正社員もバイトも、mixiやモバゲーも?
・オバマは「action」したことで「公」を変えたと=公共的活動。
・マーティン・ルーサー・キング・ジュニアやマハトマ・ガンジーやエイブラハム・リンカーンも同じ
・で、ここ日本は? 思いつかない。
・「日本沈没」の不安は国民ほとんどが抱いているはずなのにactionは起こらない。
・起こるのはシュプレヒコール(=カタルシス)だけ
・これからどうするのか?子々孫々のために今生きている人は何ができる?
・何かしようと思ったことはあるのか?
・大きな「公」じゃなく、まずは小さな「公」からアクションする必要性
・グローバリゼーションはローカリゼーションを強固にするのか?

のようなこと。
さあ、祝福を克服しよう。




20081102

Part Of The Weekend Never Dies/soulwax


















エレクトロ・シーンの旗手、soulwaxのツアードキュメンタリー
「Part of the Weekend Never Dies」
やはり彼らのマッシュアップ手法があったからこそ、
ここまでこのシーンも成熟したのではないでしょうか。

この作品用にアップデートされた彼らのサイトは、
ツアーの内容がスプリット的な映像でループされている。
噂によると、
The Gossipの「Standing In The Way Of Control (Soulwax Nite Version)」がかかる場面は、
世界中のあらゆる箱のあらゆるクラウドが、
同じビート、同じブレイクで沸き立つ様子が、
ジャンプカットやスプリットで映し出されているとのこと。
要必見。





20081004

Radiohead@SAITAMA Super Arena





RadioheadのLIVEは3度目だが、今回は指定席だったので

じっくりと彼らの世界観に浸ることができた。

甘美なメロディー、情熱的なギター、崇高なファルセット・ボイスに痺れる
1st『Pablo Honey』、2nd『The Bends』からのナンバー。

ロックフォーマットにアブストラクト・ヒップホップやエレクトロニカを
取り入れたパラノイアサウンドに痺れる3rdの『OK Computer』からのナンバー。

反ロック&反Radioheadを掲げ、Autechre&Aphex Twinを参照した
退廃的なムードに酔う4th『Kid A』、5th『Amnesiac』からのナンバー。

バンドの肉体的なアンサンブルを取り戻した
6th『Hail to the Thief』からのナンバー。

そして、今までの作品のエッセンスが見事なまでに
凝縮された7th『In Rainbows』からのナンバー。

そのすべてに、ただ、ただ、息をのむばかり。
彼らの音楽性の変遷を辿れたのも感慨深かった。
なにより初期の名曲「Fake Plastic Tree」を聴けたことに、感涙。

あと、幻想的なLEDライトによる演出も鳥肌ものだった。