20091129
TOKYO TOWER & TSUTENKAKU 10:55:00
東京のシンボル、東京タワー。
遊び心のある展望台、計算され尽くしたライトアップ、
目移りするほど多彩なグッズ、丁寧な接客など、
洗練を極めたコンテンツが充実。
だけど、味気ない。
大阪のシンボル、通天閣。
小汚い展望台、目立てば勝ちのライトアップ、
通天閣とは関係のないものまで並ぶグッズ、粗暴な接客など
低俗を極めたコンテンツが充実。
だけど、惹かれる。
そうか、それぞれのシンボルには、
その地ならではの特性が凝縮しているのか。
Labels
thought
20091128
You Are The Generation That Bought More Shoes And Get What You Deserve/Johnny Boy 1:59:00
You Are The Generation That Bought More Shoes And Get What You Deserve/Johnny Boy(2004)
モータウンを連想させるスウィートなメロディ、
たくさんの音が重なり合ったユーフォリックなサウンド、
高揚感が止まらない「YEAH!」というフレーズの連呼。
こんなにも多幸感に満ちた曲は、今まであっただろうか。
そして、この曲にさらに深みをもたらしているのが歌詞。
それは現代社会への痛烈な視座で成り立っている。
象徴的なのが『You Are The Generation〜』というタイトルそのもの。
『あんたら、たくさんの靴買いまっくてんから、
その報いを受けて当たり前の世代なんやで』とシニカルなメッセージを掲げているのだ。
このタイトルは「靴」を「服」や「石油」や「水」などに置き換えてみれば分かるように、
先進国の物質的に豊かな生活が、一部の地域からの搾取と抑圧により成り立っているからこそ、
その報いとして「9.11」などの政治的問題や
「温暖化」をはじめとする環境問題が起きることを示唆している。
こういった問題意識を表現しているアーティストは90年代に入り、
マイケル・スタイプやカート・コバーン、ザック・デ・ラ・ロッチャ、トム・ヨークなど
連綿として受け継がれて来ている。
ここ日本でも岸田繁や向井秀徳の出現以降、土俵は整ってきている。
そしてJOHNNY BOYの出現により、今後ますます、
音楽という享楽的な魔法を駆使して、
人々に「考えるきっかけ」を与えてくれるアーティストが増えてくるだろう。
と、この曲が発売された2004年に考えていたが、
今はむしろその反対に快楽的なだけのアーティストが増えてきている気がする。
少し、残念だ。
20091127
20091123
Jacket Museum 14:07:00
古今東西のアルバムアートワークがアーカイブされた「ジャケット美術館」。
「作風」や「印象」などカテゴリー分けされたジャケットが7,000作品近く保存されている。
個人的には、「Revolver/The Beatles」のサイケ感がたまらない。
Labels
design
The Knowledgeable Negotiator Test 13:45:00
米国の合意形成研究所がwebサイト上で紹介している
交渉力テスト「The Knowledgeable Negotiator Testの日本語版」。
最近流行っているのは「脳を鍛える」ことだが、
応用力や実践力が付きそうなこんな鍛え方もいいのでは。
Labels
useful
20091122
The Meaning of Colours 20:11:00
どの色がどの国でどういう意味かをまとめているwebサイト「The Meaning of Colours」。
例えば「黄色」は、
欧州では「希望や幸せ」、
エジプトでは「悲しみ」、
日本では「勇気」を表す。
国によって色の文化が全く違うのだと分かる。
20091120
Blue Monday/New Order 2:40:00
New Order-Blue monday from Dmodian on Vimeo.
How does it feel
To treat me like you do
When you've laid your hands upon me
And told me who you are
I thought I was mistaken
I thought I heard your words
Tell me how do I feel
Tell me now how do I feel
[和訳]
どんな気分だい
僕をやりたいように扱って
君が僕の肩に手を置いたとき
君が何者か教えてくれた
僕は誤解されているのかと思った
僕は君の言葉を聞いた気がする
教えてくれ 僕がどう感じているか
教えてくれ 今僕はどんな気分なのか
Blue Monday/New Order(1983)
20091119
Journey to the beginning 2:29:00
伝統芸能や食、産業からサブカルチャーまで
あらゆる物事の発祥の地を訪ねる読売新聞のコラム「始まりへの旅」。
2009年8月末で更新は終了したが、アーカイブとして残しておきたい充実度。
「へえ〜」ってボタンがあれば何回も押したい内容ばかりだ。
観覧車は大阪・天王寺から始まったらしい。へえ〜。
20091118
20091117
MANMO.TV 0:51:00
考える高校生のためのサイト「マンモTV」。
教育・文学・映画・旅・医療などのジャンルで活躍する
著名人のコラムやインタビュー記事が掲載されている。
「知識」を得られる勉強じゃなく、
「考え」に触れられる勉強がいい。
Labels
useful
20091115
MOURYOU-NO-HAKO/Masato Harada 20:54:00
映画『魍魎の匣/原田眞人(2007)』を鑑賞。
不思議な出来事を巻き起こす不気味な存在「魍魎」に怯える人々。
そんな人々に「この世には不思議なことなど何もない」と諭す京極堂。
不思議は人の心が作り上げた現象。
不思議から人の心を引き剥がせば、ただの出来事になる。
よって、不気味な存在「魍魎」の噂を聞いたときは、
ただ冷静に不思議とは正反対の真実のみ追いかけるべし。
Labels
movie
20091114
Window Farms 2:11:00
アートや科学技術を研究するアメリカの非営利団体、
アイビームが製作した窓で家庭菜園ができる「Window Farms」。
ペットボトルみたいな容器を窓につり下げているだけだと思いきや、
給水の仕方や光の確保などいろいろ考えられている。
実際に窓に設置されているシーンの動画も参照に。
20091113
Make An Enemy Of Whole This World /Kazufumi Shiraishi 2:10:00
この世の全部を敵に回して/白石一文(2008)を読了。
様々な例え話を使って問いかけられるのは、「愛」と「死」について。
物語では「死」を「私たちにとってすべての時間において明確な可能性」と定義し、
「生」を「その死の可能性を必死の思いで避けながら
[死んでいない状態]をできるだけ長く継続させていく営みにすぎない」と示す。
そして、死の恐怖から逃れるために愛の力を持ち出し、
「愛を大きなもの素晴らしいもの」として捉える愚かさが記されている。
その理由は、真の愛とは「特別なものではなく」、
「死すべき運命を背負わされた全部の生き物への憐憫」であるからだ。
だからこそ愛に「優先順位をつけ」、「形容詞をかぶせ」、
「幾つもの種類や品質に分けられる商品めいたものにしつらえる」言説に
惑わされてはならないと語られる。
もしそうした「愛」が世界を覆い尽くせば、
「愛は本質を失い、殺戮をも辞さないエゴへと転化してしまう」と警告される。
現に世界はそうなっていると。
また「真・善・美といった至上価値を説き、
それらを追い求めることが人生の目的である強調する者たち」の危うさ・傲慢さも語られる。
そうならないために、恋人や家族、友人、群像などへの愛情を限りなく削ぎ落とし、
「限定された人間関係における理解と承認、愛情の交換といったものが、
私たちをいかに臆病にし、いかに我が儘にし、そしていかに無益なものであるかを
私たちはもっと知らなくてはならない」と説く。
最後は、「あなたがあなたの中にある真実の哀れみをよみがえらせるだけで、
この世界に仕込まれた憎むべきプログラムー
貧困、暴力、戦争、差別、迫害、狂信などが無力化できる」と諭す。
このような物語である。
要は「死」とは自分にとってなんであるかを、
擦り切れて使い古された「愛」とは何かを真摯に考える。
そして、「死」と「愛」を語るより先に、
自分自身の無力さを知り哀れみから出発するべきなのだろう。
「この世の全部」に向けて「愛」を謳う不気味な振る舞いについて、
安っぽくて、想像力の欠片もない奇妙な「愛」について、
そして、そうした「愛」が生まれる背景について、
知れば知るほど、「世界の中心で、愛を叫ぶ」なんて、できないな。
20091111
10 Creative Advertising Ideas from Students 1:32:00
プロではなくアマチュア(生徒)が作り出した広告10選
「10 Creative Advertising Ideas from Students」。
恐ろしいほどのセンスを感じる着眼点。
広告を作る上で必要な切り口の鋭さはプロもアマも関係ない気がする。
Labels
advertisement
20091110
Visit a temple and shrine@web 0:54:00
清水寺への参拝をWEB上で擬似体験できる「Air sampai(エア参拝)」に続き、
今度は熱田神社の雰囲気を再現した「熱田神宮|熱田の杜の歩き方」が登場。
参拝した気分にはなれないけど、参拝したくなる気分にはなれそうだ。
Labels
web
20091106
Tokyo Video Magazine VS 2:06:00
日本の優秀な映像作家を世界に紹介する動画ストリーミングサイト「Tokyo Video Magazine」 。
田中秀幸や辻川幸一郎、丹下鉱希など錚々たるメンバーばかり。
この映像は田中秀幸が手がけた「The Rising Suns/石野卓球」のPV。
Labels
visual
20091105
fashion education #01 1:55:00
ファストファッションの台頭と世界的な景気低迷の中、
ファッションビジネスと教育の新時代を模索するシンポジウム
「ファッション・エデュケーション#01ファッションを学ぶために」が9/2/09に開催された。
そのレポートがACROSSにアップされている。
確かに、UNIQLOなど低価格&大量生産のSPAブランドが台頭し、
クリエイター主導のハイファッションブランドが死に体状態になっている。
Yohji Yamamotoの民事再生法申請をはじめ
内外の有力ブランドの経営不振が叫ばれているから。
今後も、「デザイン性」だけのブランドは淘汰されていくと思う。
明らかにファスト風土かする日本のマーケットの要望にあっていないからだ。
これからもし新しいファッションブランドを創設するなら、
「デザイン性」=「クリエイション」という既成概念に囚われずに、
時代とリンクした「メッセージ性」をクリエイトしないと、
新しいニーズは獲得できないと思う。
モデルケースとしては、patagoniaだろうか。
「自然と共生する」というメッセージは今こそ求められている考えだし。
ほかにも切り口はいろいろあると思うが、
いずれにせよ、百貨店の経営危機から分かるように、
ファッション業界は時代のニーズを改めて問い直す必要があると思う。
20091103
NIJI/DENKI GROOVE 23:23:00
くりかえす事もタマにある ぼんやりとただ意味なく
遠く短い光から 水のしずくはねかえる
ゆっくり消える虹みたく トリコじかけになる
くりかえす…
くりかえす
くりかえす
くりかえす
くりかえす ふりかえる
くりかえす…
くりかえす ふりかえる
くりかえす…
虹/電気グルーブ(1995年)
Labels
music,
today's passage
Geograph British Isles 1:55:00
ブリテン諸島の風景写真が無料で利用できるGeograph British Isles。
7000人以上のボランティアによって
100万枚以上の荘厳な写真が公開されている。
This site is made of Creative Commons。