20100116
RESTROOM DESIGNS - The Truth Is In The Loo 2:09:00
世界中の変わったデザインのトイレ集「RESTROOM DESIGNS - The Truth Is In The Loo」。
「トイレ=用を足す場」という既成概念に捉われないデザインが、
異次元に迷い込んでしまったような「非日常性」を醸し出している。
ただ実際利用するとなると、落ち着かない意匠である。
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20100114
9h(nine hours) 2:07:00
従来のカプセルホテルのイメージを一新した宿泊施設「9h(nine hours)」。
「シャワー」「睡眠」「身支度」という宿泊施設を利用する際に
最低限必要な行為を支える機能だけに特化させたのが新しい。
「ただ泊まってもらう」のではなく、
「目的を明確して泊まってもらう」のだ。
それを支えるのが、
真っ白なデザインで統一されたシンプルで清潔感漂う内装。
何をする場所なのか一目で分かる黒く太い線で描かれたサイン。
思わず持って帰りたくなるようなオシャレで機能的なアメニティ。
快適性を人間工学的に追求したカプセルをはじめとする各設備。
スタイリッシュな世界観を構築しながら使いやすく見やすいweb。
それらすべてが高次元で展開されているのが驚きである。
デザイン・サービス・コンセプトワークの最先端が凝縮した
コンテンツとして学びに行きたい場所だ。
詳細は下記の記事から。
「ホテルの新潮流、“デザインカプセルホテル”「9h(ナインアワーズ)」を体験!その実力は?」
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20100111
Rei Harakami 18:02:00
「Rei Harakami」
彼の一曲一曲を構成しているのは、さまざまな方向に飛び交う音の粒子。
それが、喜怒哀楽だけでは括れないあらゆる感情のツボをつついてくる。
聴き続けていると、「安定しないことの気持ちよさ」みたいな感覚を覚え、
心地よい目眩をもたらしてくれるのだ。
何故、それが心地よいのだろうか?
それは、人間の感情の本質としっかりと寄り添っているからだ。
本来、感情とはどこにも落ち着くことの出来ない
絶えず動き続ける複雑なものである(あった)はず。
しかし昨今のサブカルチャーに目立つのは、「楽しさ」や「哀しさ」など
単純な感情を拡張することだけにフォーカスする作品ばかり。
そして我々はそれを享受し、単純に気持ちよくなってしまいがちだ。
まるで、お腹が空いたらご飯を食べるような単なる「動物的」な欲求の充足として。
そんなシーンの反対側に位置し、人間の<複雑な>感情そのものを
刺激してくれる。それがRei Harakamiの音楽だ。
20100110
Helter Skelter/Kyoko Okazaki 1:58:00
「ヘルタースケルター/岡崎京子」
・1995~1996年の間に雑誌で連載されていた作品。
・モチーフは人間誰しもが持つ「欲望」(あれもしたい,これもしたい。あれも欲しい,これも欲しい。)。
・主人公りりこの振る舞いから見られるのは、
1.欲望に従えば「破滅してしまう」と知りながら、実りの無い社会(人生)を実りあるものにする為に「あえて」欲望に従う姿勢。
2.消費し、消費され、お互い消耗していくだけの無駄な欲望でも、その中でしか人生は輝かない。だからこそその痛みを忘れないという「リグレット」を背負う覚悟。
・りりこはこうした「あえて」と「リグレット」を持ちながら「欲望」と対峙して、自滅に向かう。
その姿は本当に「人間」臭く。深みがある。
・一方で、作品に登場する女子高生達は「あえて」も「リグレット」も忘れて「欲望」のまま生きて、
タフで瞬発的に生きる。
その姿は本当に「動物」臭く、深みがない。
・両者を比較してみると、
「社会を人間臭く生きようとしたら、壊れるしかない。壊れないためには、動物臭くなるしかない。」
という、まさに「ヘルタースケルター」な条理が浮かび上がってくる。
20100109
Night Lights 2:19:00
建物の壁一面をインタラクティブな電子スクリーンに変えるプロジェクト「Night Lights」。
インタラクティブの種類は、
・身体の動きがそのまま影として写る
・手の動きが建物をさわっているように写る
・複数の携帯電話の光が幾何学模様みたいに写る
と3タイプあり、それぞれ見え方のバリエーションが豊か。
即興で、しかも見知らぬ人同士で作り上げる、
まさにこれまでにないインタラクティブ・アート。
実際に体験してみたいな。
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20100108
Gake no Ue no Ponyo/Hayao Miyazaki 1:12:00
「崖の上のポニョ/宮崎駿」(2008)
恐ろしいまでのイノセントな人間讃歌&母性讃歌にあふれた作品。
鑑賞後、その「やりすぎ感」にアイロニーを込めているとも思えず
「なんだかな~」と動揺すると同時に、
子供を知っている大人、大人を知らない子供の間を描ける
宮崎駿は「無敵だな~」と感服。
ラストシーン近くの「半魚人のポニョでもいいのですか?」という問いかけに、
主人公の少年は躊躇することなく「うん!」と応えたが、
埴谷雄高的な「人間の本性」に関わる命題としてその問いを受け取ってしまう僕(大人)には、
そうした純粋さな応答は永遠にできない振る舞いなのだろう。
子供たちが「ポ~ニョ、ポニョ」と連呼しながらはしゃいでいるのを見ると、余計にそう思う。
20100107
MUSIC NAVI 1:43:00
音楽PVを検索・視聴できるYouTubeマッシュアップサービス「MUSIC NAVI」。
検索かけるだけで、お気に入りのアーティストの曲をYouTube上で視聴できる。
アルバム単位で聴けたり、シャッフル機能やアマゾンへのリンクも付いていたり、
至れり尽くせりのサービス。UIも非常に見やすくて○。