経済学的な実証分析により、純粋な家庭環境の変化が子どもの教育成果に与える
効果(因果関係)を計測する研究の論文「子どもの教育成果の決定要因(PDF)」。
環境→親の所得や母子(父子)家庭などの家族構成、母親の労働など
健康状態→出生時の体重が重いほど、その後の教育成果に正の影響を与える
従って、
親の所得の低さ→母親の栄養摂取の低下
親の労働状況の悪化→健康状態の悪化
喫煙・飲酒→胎児への悪影響
が子どもの教育成果に負の影響を与える恐れがある。
つまり、子どもの教育成果の決定要因を考える場合、
出生後:環境が変化する可能性があるため不確定要素が多い
出生前:環境を把握しやすいため確定要素をつかみやすい
という前提を忘れてはいけないことが分かる。
大事なのは、子どもをつくろうとする前に、
経済的・健康的な面でしっかりと条件が整っているかを
確認することなのだろう。
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